カタカナの墓碑-Epitaph in Katakana For Anne and My Son
大阪大学医学部付属病院で動物実験に携わっていた著者が40年前に出会った英国人女性アン・ロス。
イギリスの動物福祉協会のメンバーでした。
言葉が通じない中にも、彼女の実験犬たちに対する接し方に感銘を受けるも、
出会って1年後、アンは志半ばで体調を崩し、帰国後亡くなるが、アンの母親と著者の交流は続く。
日本ではまだまだ認識されていなかった実験動物の悲惨な管理をその目で見て心を痛めていた外国人が
いたことは知りませんでした。アンの墓碑にはカタカナで名前が書いてあるのだそうです。
日本に心を残しながら帰国したアンにも胸を張れるような動物にも優しい日本になりたいものですね。