犬が生きる力をくれた
アメリカの女子刑務所に介助犬育成を行っているところがあると聞いたことがあった。
この本は、3年にわたり、この刑務所で行われているプログラムをレポートしたもので、
介助犬、セラピー犬、発作予知犬が受刑者の手によりトレーニングされ、刑務所の外で活躍し、
受刑者たちも、自信をつけていく様子が紹介されています。
感じるのは、犬たちとトレーニングを担当する受刑者の間の愛情、絆。
人は信じられないけど、犬は信じられる。犬は自分を見捨てない、という安心感。
いくつもの実話に、本当に感動しました。
- 大塚 敦子
- 犬が生きる力をくれた―介助犬と人びとの物語